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純の恋人
第5章 三人の正体
 
「まずは宮城 昌哉。こいつはお前の一つ下の後輩で、卒業後は主にガテン系のバイトで食いつないでいる。音楽好きらしく、度々路上でギターを弾いているそうだ」

 宮城さん――私が、ミヤと呼んで親しくしていたのは、どうやら本当みたいだ。誰の主観でもない事実に、私はほっとしていた。

「田中 翔は同級生だ。大学も同じだったが、田中は三カ月で中退している。その後はホストで荒稼ぎしているみたいだ。こいつの趣味はベース、その他の楽器も弾けるようで、客に披露して喜ばせていたようだな」

「松永さんは、年齢を考えるとOBか何かですか?」

 私が訊ねると、国重さんは心底驚いた表情で聞き返してくる。

「お前、あれを誰だか知らないで話してたのか!?」

「え? 知らないでって、国重さんの知り合いですか?」

「お前、ニュースは見てないのか?」

「だって、ニュース見ても、私の今の知識じゃ全然分からないし……」

「分からないから勉強するんだろうが。松永 雅樹なら、テレビをつければいつでも出てるぞ」

 そう言って国重さんは、勝手にテレビを付ける。そして何回かチャンネルを変えて、とあるニュースで手を止めた。
 
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