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純の恋人
第5章 三人の正体
 
 テレビでは、ニュースキャスターが選挙について報道している。そういえば父も、選挙に出馬しているとか話していたっけ。年齢的にもう私も投票にいかなきゃいけないんだろうな、なんて思いながら見ていると、候補者の映像に度肝を抜かれた。

「これ……松永さん!?」

 いつも着ていたスーツ姿だから、間違いない。沢山の人の前で演説する若い男性は、私にいつもお見舞いしてくれた松永さんだった。

『顔出しNGビジュアル系バンド「マスカレード」のリーダーとして人気を博した松永雅樹氏。アーティストから政治家への転身に、注目が集まっています』

「マスカレード……」

 そして流れるのは、私が見た映像。ピンクのツインテールの女が歌う、ライブハウスの映像だった。

「松永 雅樹は、高校のOBだ。そして大学在籍中からバンドの『マスカレード』を結成し、リーダー兼マネージャーのような役割をしながら活動していたようだ。だが、半年前にバンドは無期限休止。政治家に転向したようだ」

 どうやら松永さんは、後ろでドラムを叩いている男の人らしい。けれどマスカレードの映像は、皆仮面を付けているからいまいち分からない。
 
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