この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純の恋人
第6章 マスカレード
 
「ない、とは言い切れないな。お前が不安になるだろうから預かる、と騙して証拠を奪い、隠滅する。自作自演でお前を怯えさせて、まんまと自分の家に連れ込む。むしろ充分に有り得るだろう」

「私、この部屋に戻ってきて大丈夫でしょうか……」

「今は平気だ。さっきお前がパソコンを確認している時に確認したんだが、ひとまず怪しいものはなかった。警戒されているのは分かっているだろうから、今から下手な真似はしないだろう」

 そう言われても、いつ不法侵入されるか分からないと思えば背筋が寒くなる。けれど続く国重さんの言葉に、私は不安どころか思考全てが吹っ飛んだ。

「まあ、しばらくは俺も泊まり込みで護衛に回る。警察官が出入りしていれば、牽制にもなる」

「……泊まり、込み?」

「ああ、寝床は気にするな。その辺の床に転がれば、そのうち眠れる」

「えっと、いえ、気になるのはそこじゃなくて。泊まり込みって、私一人暮らしですよ?」

「だから護衛しないと危険なんだろうが。お前、命と一時の恥、どっちが大事なんだ? 本気で犯人を捕まえる気がないなら、俺は帰るぞ」
 
/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ