この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純の恋人
第5章 三人の正体
 
「……イドさん」

 なんだか、すごく今イドさんに甘えたい。私がイドさんの服の裾を引けば、彼はすぐに私の気持ちを察してくれた。

「これからは、恋人の時間だね。ホントは外に慣れたりなんだりしなきゃいけないんだけど……その前に、オレのワガママ、聞いてくれる?」

 これから、私はイドさんのものになる。心臓は激しく鳴るけれど、決して嫌な鼓動じゃない。手を取るのは、私自身だった。

 さっき姉と共に入った寝室まで、今度はイドさんと入る。二人で寝るには少し小さいベッドだけど、病院のベッドと違って安心できた。

「あ、あの、でもする前に、シャワー浴びたいかも……」

「別にいいよ、もうオレ我慢できないもん。ほら触ってみて? こんなになってるから」

 イドさんは私を寝かせると、私の手をイドさん自身に導く。そこはもう窮屈になっていて、布越しでも熱かった。

「あー、でもオレが臭くて嫌って事なら、ささっと浴びよっか」

「いえ、そんな事はないです! 私、イドさんだったらなんでも好きです!」

 慌てて首を振れば、イドさんは子どもみたいに満面の笑みを浮かべる。
 
/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ