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桃尻娘はpeachpie🍑
第8章 真事実
朝は南條が一緒に電車に乗ってくれた。
南條と一緒の時は痴漢に合わなかったのだった。
帰りも南條が桃子に、合わせて仕事を終えて一緒に帰ってくれていた。

松本はもっとには言わなかったが、南條の存在が疎ましかった。
自分を好きだと言ってくれる桃子を信じたかったが
通学、帰宅とあのサラリーマンと一緒なので、疑いは強くなる一方だった。


桃子のチア部の大会の3日前に大会出場予定の三年生が足首を挫いた。
足は腫れ上がり立ち上がる事さえも出来なかった。
怪我をした彼女は痛さより、大会を目前に怪我をし、悔しくて大泣きをしていた。

桃子は言葉をかけらずに、アイシングをし、着替えを近くに持って行ったりとしていた。

すると、顧問が桃子を呼び、桃子に出るようにと言った。

「え?」
桃子が不注意の怪我をして休んでいた最中に、一生懸命に練習を頑張っていた三年生や同級生もいた。

「身体のしなやかさと、キレは誰にも劣らない。あなたには華があるの。人を魅了するものがあるの。協調性も優れているし…」

ほかの部員には申し訳なく思ったが、優勝を狙う我が校は完全な実力社会的だった。

桃子は準備運動をし、練習の輪に入った。
以前のように身体は動かず、皆に息を合わせるのにも苦労した。

が…
直ぐに息は合うようになり、あとは桃子個人の細かい動きだった。

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