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桃尻娘はpeachpie🍑
第9章 痴漢
初めて松本の家に行った。

高級住宅街の中を歩き、煉瓦造りの三階建ての大きな家の前に着いた。
桃子は余りに大きな家だったので、門の前で躊躇していた。

「家族は海外に行ってるから…お手伝いさんは今日は休みだし。誰もいなんだ。」

「え?誰も?誰もいなくて上がり込んだら図々しいし…」

「いや、大丈夫。」

玄関には防犯カメラがあり、赤く点滅していた。

松本は桃子の手を引っ張り玄関までやってきた。

「親には彼女がいるって言ってあるから。」
松本は玄関を開けた。

玄関は吹き抜けになっていて、大きな階段があった。

玄関といっても、普通の玄関ではなく
大理石の床にアンティーク家具があり、大きな花瓶に花が生けてあったりと、住んでいる世界が違うように感じた。

「す…すごい…」
桃子は驚き立ち止まっていた。

「成金さ」
そう言い桃子の手を引っ張り
「こっちに…」

ドアを開けると、広めのホテルのような部屋だった。

「え?ここは?松本君の?」

「俺の部屋。親が結婚してからも住めるように、こんな部屋を作ったんだ。一緒に住むかなんてわからないのに。」
松本は笑いながら言った。

「凄い部屋ね…」

部屋に入ると一面の壁に作り付けの本棚があり、その前には大きなデスクがあった。

そして2人掛けソファがあり、壁に大きなテレビがついていた。

その奥には大きなクイーンサイズのベッドが置かれていた。
奥にはもう一つドアがあった。


「凄い部屋ね…」
桃子はキョロキョロと部屋を見渡していた。

「桃子…」

背後から松本が桃子を、抱き締め首筋にキスをした。

「松本君…」
桃子は胸の鼓動が早くなるのを感じていた。




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