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桃尻娘はpeachpie🍑
第10章 心と身体は別?
部活にも身が入らず、叱られてばかりだった。
部活が終わっても桃子はなかなか帰る気にはなれなかった。
体育館から出て桃子は校庭の外灯の下で、自主練をし、ダメな自分を戒めた。
夜の9時を過ぎ、守衛が見廻りに来て桃子は校内から出された。
仕方なしに、帰宅しようと校門を出た。
帰宅の足取りは重く、ゆっくりと駅まで歩いていた。
駅前で立ち止まり、桃子は駅前のベンチに座り込んだ。
家に帰っても誰もいない…
孤独で寂しくなっていた。
何を信じたらいいのか分からなくなっていた。
ため息を、深くつきボーッとベンチに座っていると
いろんな男が声をかけた。
可愛い女子高生が夜にベンチに1人座っている…
援助交際待ってます!状態に見えた。
9月半ばだが夜はなんとなく肌寒く感じていた。
「桃ちゃん?」
桃子は顔をあげると南條が驚きながら顔を覗き込んだ。
「あ…こんばんは。」
一番会いたくない相手だった。
「何してるの?」
「なにも…」
終電間近の駅前は乗り遅れないように足早の人が多かった。
「電車乗らないと…間に合わなくなるよ?」
「いいの。…おやすみなさい。」
無表情の桃子に南條は
「そうか…乗らないんだ。じゃあ…」
南條は駅に向かって歩いて行った。
感情の持って行き場のない桃子は涙が溢れ出ていた。
暫くすると、駅前に人は疎らになり電車に乗り遅れた人がタクシーを拾ったり、電話をかけたりしていた。
いきなり人相の悪い男が、桃子に近付き腕を掴んだ。
咄嗟の事に桃子は驚き声も出なかった。
桃子は引っ張られると、南條が男を掴み
「警察だが、この子とは?」
と桃子と男の間に割って入った。
男は驚き、
「人違いだぁ〜」
と大袈裟に言い去っていった。
部活が終わっても桃子はなかなか帰る気にはなれなかった。
体育館から出て桃子は校庭の外灯の下で、自主練をし、ダメな自分を戒めた。
夜の9時を過ぎ、守衛が見廻りに来て桃子は校内から出された。
仕方なしに、帰宅しようと校門を出た。
帰宅の足取りは重く、ゆっくりと駅まで歩いていた。
駅前で立ち止まり、桃子は駅前のベンチに座り込んだ。
家に帰っても誰もいない…
孤独で寂しくなっていた。
何を信じたらいいのか分からなくなっていた。
ため息を、深くつきボーッとベンチに座っていると
いろんな男が声をかけた。
可愛い女子高生が夜にベンチに1人座っている…
援助交際待ってます!状態に見えた。
9月半ばだが夜はなんとなく肌寒く感じていた。
「桃ちゃん?」
桃子は顔をあげると南條が驚きながら顔を覗き込んだ。
「あ…こんばんは。」
一番会いたくない相手だった。
「何してるの?」
「なにも…」
終電間近の駅前は乗り遅れないように足早の人が多かった。
「電車乗らないと…間に合わなくなるよ?」
「いいの。…おやすみなさい。」
無表情の桃子に南條は
「そうか…乗らないんだ。じゃあ…」
南條は駅に向かって歩いて行った。
感情の持って行き場のない桃子は涙が溢れ出ていた。
暫くすると、駅前に人は疎らになり電車に乗り遅れた人がタクシーを拾ったり、電話をかけたりしていた。
いきなり人相の悪い男が、桃子に近付き腕を掴んだ。
咄嗟の事に桃子は驚き声も出なかった。
桃子は引っ張られると、南條が男を掴み
「警察だが、この子とは?」
と桃子と男の間に割って入った。
男は驚き、
「人違いだぁ〜」
と大袈裟に言い去っていった。