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桃尻娘はpeachpie🍑
第10章 心と身体は別?
彼女の平手が桃子の頬にぶつかり、その勢いで桃子は倒れこんだ。

「痛っ…」
桃子は自分の頬を押さえ何が起きたのか一瞬分からなかった。

「何て生意気で性格が悪いの?秀樹を騙して思わせぶりな態度をして…」
憎しみの溢れた目で桃子を睨みつけていた。

桃子は立ち上がり、洋服を直し自分のカバンを持ち彼女に背を向けた。
そして無言で玄関で靴を履き玄関ドアに手を掛けた。
すると玄関ドアが開き、南條が戻ってきたのだった。

桃子は何も喋らずに南條の横を通り抜けようとすると、
「桃ちゃん?」
桃子の手首を掴んだ。

「帰ります。」

「確かめないと。」

「家で…自分でします。」

「あちらの方を大切にした方がいいんじゃないですか?」

「桃ちゃん?どうした?」

桃子の頬が赤く腫れているのを南條は見つけた。

「何も?」

桃子は南條の手を振り解こうとすると南條の手に力が入り、きつく桃子の手首を掴んでいた。
そして桃子をそのままリビングに引き戻し彼女の前に行った。







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