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桃尻娘はpeachpie🍑
第10章 心と身体は別?
「桃ちゃん?桃ちゃん?桃子?」

呼ばれる声がして桃子は目を覚ました。
頭がクラクラし、部屋の電気が眩しく感じた。

南條が心配そうに覗いていた。

「大丈夫?ご飯も食べてないじゃん?」

ああ…ずっと食べていなかったことを思い出した。

南條は桃子の頭を撫でた。

「少しでも…食べようよ。」
南條はレジ袋からカップを取り出した。

「駅の前のスープ屋の、クラムチャウダーだよ。桃ちゃん好きだって聞いたから。」


身体を起こすと、カップの蓋を開けてくれスープを桃子に渡した。
ゆっくりとカップに口をつけ、スープを啜った。

少し熱かったが美味しいスープだった。

「ありがとうございます。もう、私大丈夫ですから…もう帰って。」

「あ…迷惑だったかな。ごめん。」

「うんん。誰かにうちに来ているのを見られたら…いろいろ調べられて、捕まったら…困るし。」

「捕まる?」

頷きながら桃子は言った。
「私、まだ16歳だから…もうすぐ17歳だけど…未成年だから…」

「あ…それか…真剣交際なら大丈夫だよ。女の子は16歳で結婚できるしね。」

「真剣交際…」
桃子は南條を嫌いではないが、恋をしていない…

セックスもする兄と言ったところだろうか。

「遊びでは無いセックスなら…かな?」

南條は笑いながら言った。
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