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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
教室に入ると、クラスメイトの様子が違っていた。

桃子を見ると挨拶をし、一部の生徒が桃子を囲んだ。

「ホームから落とされたなんて、酷いわね。でも怪我が無くて良かったわね。本当。電車を避けたなんて凄いわ。流石桃子ね。」

桃子は愛想笑いをし席に座った。

昨日まであんなに酷い態度だったのに…

仲の良かった友達が桃子の元にやってきて
「桃子の噂を流したのは…あの…ミクよ。ほら、松本君にくっ付いていた…ラインとかツイッターで拡散させていたのよ。」

「そう…ありがとう。私は大丈夫だから。」


いつの間にか自分は妬みを買っていたんだ。
自分が気付かないところで人を傷付けていたりする事もあるんだ。

だからって、酷い仕打ちは…許せない
許せないけど…私は私の思うように生きていくしかないんだ…

南條の彼女の事も思い出していた。

自分にはどうしようも無いこと。
だから自分が気に病むなんて…


ママはママの幸せを求めている
私がとやかく言うことじゃないものね…

強くならないと…



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