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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
桃子は放課後、授業が終わるとすぐに教室を出て、
部室に行った。

そして着替えをし、練習に使う道具を運び出そうとしていた。

するとミクが部室に入ろうとしていた。

同じ部員で松本と付きあっていると噂のあった子だ。

桃子は、軽く会釈をし部室を出ようとすると、彼女は桃子の腕を掴んだ。

「松本君と私、セックスまでしたのよ。」

いきなりミクが言った。

「私の事、好きだとも言ったのよ。」

「で?」

「それを何よ…あんたが色仕掛けでまた松本君を…別れたんでしょ?」

「別れてはいなかったの。お互いの勘違いで…」

「だからって何で取るの?私を最高だって彼は言ったわ。盗らないでよ。泥棒!」

「私は盗ってなんからいないし…第一、松本君が私を選んだの。だから私は松本君を受け入れたの。」

「何で、松本君もチアのリーダーにもなるのよ!何で私の欲しいものをみんな奪うのよ!」

「奪ってないし。私はただ好きなように頑張っているだけ。あなたが私を妬むのは勝手だけど、リーダーも松本君も私がいなければ手に入ると思ってるの?私がいなければ手に入るものが欲しいの?」

ミクは黙っていた。

「松本君の彼女は松本君が選ぶの。チアのリーダーは顧問の先生や部員が選ぶの。私一人の想いだけじゃ無理なの。」

桃子はポンポンとCDデッキを持ち部室を出た。



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