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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
母親や南條の近くに居たくはなかった。
でも桃子はまだ17歳で学生だ。保護者は必要だし、学校にはお金もかかる。

桃子は懸命に勉強をしようとした。
部活も懸命にして、早く自立したいと思った。

桃子は早朝に家を出て、夜遅くに帰ってくるようになっていた。

時々南條と顔を合わせても、他人行儀な挨拶をして通りすぎるようになっていた。

母親や南條と距離を置くようになり、松本とは距離が縮まっていた。

松本の塾の合間には松本に勉強を教わっていたりもした。


桃子が家にいる時間が減り、母親は南條の部屋に頻繁に行くようになっていた。
桃子は知らない振りをしていたが、心中は穏やかではなかった。

1人夜中に泣いていた事もあったが、母親も南條も知るはずもなかった。


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