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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
「桃ちゃん、今、帰り?」
桃子が振り向くと南條がいた。

「大学、合格したんだね。おめでとう!」

「あ…ありがとうございます。」

桃子は他人行儀な挨拶をした。
そして、早歩きで歩き出した。

「彼と…彼とはうまくいってるの?」

「プロポーズされたわ。今日。」

「そうか…彼を愛してるの?」

「も…勿論よ。」

「そ…そうか…おめでとう。…。あ、何か合格祝いあげないと何か…」

「いらない。」

「そ…そうか。嫌われてるなぁ。ははは。当たり前だけど…」

「別に嫌ってないわ。」

「他人行儀だし、話しも嫌そうだし…」

「別に?」

「あ…ごめん。もう話しかけないよ。」
南條は歩く足を止めた。

「な…何よ。本当に…ママとうまくやってるのに、酷い…」

桃子はマンションまで走っていた。

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