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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
玄関のドアを開けると、男性の靴があった。
桃子はそっと家に入ると、前に母親と結婚すると言っていたあの男だった。
「桃子、遅かったわね。待っていたのよ。お祝いを言いたくて。早く、来て。」
桃子がリビングに入ると、母親は大きなリボンがされた箱を渡した。
「彼からもよ。」
高級ブランドのショップ名の書かれた袋を桃子に差し出した。
「開けて見て!」
母親からのプレゼントは、高級ブランドバッグだった。
「奮発しちゃったわ。」
男からは、同じブランドの財布だった。
「どうして?」
「彼は同じマンションに住んでいるの。一度は別れたけど…ママが訴えられないように…彼が身を引いてくれたの。桃子が20歳になるまで、近くに住んで…」
「ママ…」
「いろいろ、桃子に寂し想いをさせてごめんね。」
「夜中に部屋を出て行ったのは?」
「あら…バレていたの?彼のところに…」
「秀ちゃんのとこじゃなかったの?」
「南條君?ああ、違うわ。彼には、流産して彼に別れを告げられ、私、酔っ払って、死んでしまいたいって南條君に連絡して…飛んできてくれたわ。私を一生懸命宥めてくれて、桃子のためにしっかりしなさいって、叱られたの。いつの間にか、あんなに大人になって…あの日から会って無いわ。たまに、エレベーターで会うくらいかな。」
「え?そうなの?」
「どうしたの?」
「プレゼント、ありがとうございます!」
桃子はそう言い、貰ったプレゼントを自室に置き、家を出た。
桃子はそっと家に入ると、前に母親と結婚すると言っていたあの男だった。
「桃子、遅かったわね。待っていたのよ。お祝いを言いたくて。早く、来て。」
桃子がリビングに入ると、母親は大きなリボンがされた箱を渡した。
「彼からもよ。」
高級ブランドのショップ名の書かれた袋を桃子に差し出した。
「開けて見て!」
母親からのプレゼントは、高級ブランドバッグだった。
「奮発しちゃったわ。」
男からは、同じブランドの財布だった。
「どうして?」
「彼は同じマンションに住んでいるの。一度は別れたけど…ママが訴えられないように…彼が身を引いてくれたの。桃子が20歳になるまで、近くに住んで…」
「ママ…」
「いろいろ、桃子に寂し想いをさせてごめんね。」
「夜中に部屋を出て行ったのは?」
「あら…バレていたの?彼のところに…」
「秀ちゃんのとこじゃなかったの?」
「南條君?ああ、違うわ。彼には、流産して彼に別れを告げられ、私、酔っ払って、死んでしまいたいって南條君に連絡して…飛んできてくれたわ。私を一生懸命宥めてくれて、桃子のためにしっかりしなさいって、叱られたの。いつの間にか、あんなに大人になって…あの日から会って無いわ。たまに、エレベーターで会うくらいかな。」
「え?そうなの?」
「どうしたの?」
「プレゼント、ありがとうございます!」
桃子はそう言い、貰ったプレゼントを自室に置き、家を出た。