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桃尻娘はpeachpie🍑
第11章 好きだから…
入学してひと月は多忙だった。

多忙で南條ともなかなか会えなかった。
松本とは学校で二回程すれ違ったりはしたが、お互いに新しい友達と一緒で、目を合わせ微笑むだけだった。

松本の周りは女子が囲んでいた。
この学校の学生では無い人も何人かいたようだった。

優しくイケメンで医者の卵で実家は大きな病院…
そんな松本に女子が群がらない訳がない。

松本に女子が群がっていても、嫉妬心もわかず、反対に少し安心していたのだった。

桃子は相変わらず一人が好きだった。
自分に自信のある男達が溢れている学内はこのキュートな桃子に猛アタックしていた。
桃子は優しく断わっていた。

南條からステディリングをプレゼントされ、さりげなく見せていたのだった。


薄く化粧をし、髪を巻き、白のブラウスにカーキのスカートに白いスニーカー。
シンプルな格好だったが、シンプルさが清潔感を際立たせ、より美しく見えた。

「遅くなっちゃった。。」
図書館で宿題の論文の資料を探しながら論文に下書きをしていると
いつの間にか閉館で、その後教室で調べたいたのだった。
学校内ではそんな人たちがたくさんいた。

金曜日の夜の終電間近の車内は混雑するしていた。

「ん?」
桃子はスカートの上からお尻を撫でられている感覚がした。
その手は次第に桃子のスカートを捲り上げパンツの上から撫で回しだした。

桃子は立ち位置を変えようとしたが、なかなか逃げられなかった。
両手に荷物…

身体は動かない…

快速列車はなかなか扉が開かない…



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