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桃尻娘はpeachpie🍑
第7章 初めての…
桃子は電車に揺れを利用して、何とか痴漢から離れた。

後を付けられ、自宅も知ってる?

電車から降り、改札口を過ぎると怖くて泣き出しそうだった。


親は残業で遅くなると連絡が入り、誰もいない家に帰るのは怖かった。

駅の入り口で桃子が立ち止まっていると、肩を叩かれた。
桃子が飛び上がる程驚いていた。

「桃ちゃん、驚かすつもりはなかったよ。ごめん。。今、帰り?」

南條だった。

桃子は涙を溜めながら南條に抱きついた。

「桃ちゃん?」
周りの人がジロジロ見ながら通り過ぎていた。

「ご…ごめんなさい…痴漢に…痴漢に、付けられてるみたいで怖くて…」

「そうだったんだ。大丈夫。大丈夫だから。なっ。」
南條は桃子の肩を摩った。

桃子は南條に肩を抱かれながら暗い夜道を歩き出した。
次第に桃ちゃんは落ち着き、部活や勉強の事を話しながら歩いた。

親の帰宅が遅いと伝えると、南條は自分と部屋に誘った。
もう、だいぶ遅い時間だし、お風呂にも入りたいし、勉強もしなくてはならないので、桃子は断った。

エレベーターを南條と一緒に乗り、桃子は自分の家のある階で降りた。

桃子は家の鍵を開け入った。
そして、冷蔵庫を見るとハンバーグとサラダとスープが入っていた。
電子レンジで温めるのも億劫で、スープとサラダだけ食べた。

ひと息ため息をつき、お風呂に向かった。


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