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I can never thank you enough
第1章 桃☆マジック!~甘い果実酒にふわふわ~
首筋にキスした陽輔の唇からチロチロ舌が出てきて。華子の鎖骨の窪みを食むようにして味わっていた。
唇が触れる度に、感じるその体温。
陽輔がわざと立てるその唾液のくちゅりと響く水音。
その音が響くたび、華子の下のその唇がキュンと響いて。トロリとした何かが躯の中から溢れだして。
「あっ…!」
胸に結んであった細い紐を陽輔の左手がスッと引いた。
そしてゆるんだワンピースの襟ぐりを右手で押し下げ、その布の塊から華子の肩をそっと抜く。
タオル地のそれが肩を滑り落ちるその感覚に華子はドキッとした。
部屋着にしているワンピースは襟ぐりに細い紐が入っている。
巾着みたいにギュッと絞るタイプのそれは、緩めるとすぐ肩が露になるのだ。
着替える時に髪の毛が引っ掛からない、脱ぎ着の楽なそれ。
朝は凄く便利なそれは…、こんなシチュエーションの時だって勿論――…。
ワンピースが肩からずり下がり、華奢な肩が露になり、華子の小振りな二つの膨らみが陽輔の目の前に晒される。
その真ん中辺り。
一番敏感な突起に引っ掛かるようにして、そのタオル地はそっと止まった。