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I can never thank you enough
第1章 桃☆マジック!~甘い果実酒にふわふわ~
その焦らすような陽輔の意地悪な指の動きが急にピタリと止まって。
恥ずかしくて、なかなか口には出せない――淫らな願い。
その疼きに、躯を震わせていた華子の期待は裏切られてしまう。
―――やめちゃ…、やだ―…。
華子のそんな気持ちを見透かすように――。
ニヤリと笑う陽輔の表情は艶っぽくて、少しだけ意地悪だ。
「華子、喉が乾いてるんだろ?」
そもそも、華子がこんな体勢になってしまったのは、喉を潤したかったからで――陽輔のその言葉にコクンと頷く。
―――喉が乾いてるんだろ?と言う陽輔のその言葉に。
華子は陽輔が手にしたソーダで割った桃酒――桃酒のソーダ割りを自分にくれるのかと思い、陽輔の方にその手を伸ばした。