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I can never thank you enough
第1章 桃☆マジック!~甘い果実酒にふわふわ~
――なんで!?
華子の口のなかは、まだ甘ったるい桃酒の風味が残ったままで。
その濃厚な甘さに華子の喉がヒリついていた。
言葉とは裏腹に、陽輔はそのコップを華子には渡さずに、自分の口元に運んでしまう。
そして、桃酒のソーダ割りを口に含んで。
華子の顎をクイッと上向きに持ち上げると、口移しでそれを華子の口に流し込んだ。
「んんーっ!」
口の中にシュワシュワと広がる少し気が抜けた炭酸の感触が華子の口の中に広がった。
それと同時に陽輔の噛みつくようなキスが降って来る。