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囚われ
第2章 黒い部屋

壁に追いやられた私を見て嬉しそうに顔を歪める彼


「そうだな。俺は今機嫌がいい
 お前の質問に少し答えてやってもいい」


そう言い壁に手をつく


「…なんで、私の傷が直ってるの?」


「お前が3ヶ月ずっと寝ていたからだろうな」


「さ、3ヶ月??ずっと??どうゆうこと?!」


「お前が興奮するから薬を飲ませただけだ」


「薬を飲んだだけで、3ヶ月眠ってるなんておかしい!!」


「キャーキャーうるせぇな…」



「ねぇ?聞いてる?!なに飲ませたの!!」


「うるせえってんだよ」


もう片方の、手でおもいっきり壁を殴った彼



殴られたのかと思った


怖い…。なんなの、もういや



大人しくなった私に満足したのか、手を壁からはなしてくれてた



と思った



彼の親指が私の顎を捕らえて目線を合わせられた



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