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色華短編集
第17章 俺の巻 プロローグ
小学生最後の夏休み、俺は両親の仕事の都合で1週間田舎の祖父母の所に御世話になることになった
辺りは山と田んぼだけの何も無いところ
従兄弟も来ていたら色々遊べるんだけど今回は1人
祖父は仕事で日中はおらず祖母とは一緒に畑に行ったり家事の手伝いをするがそれも午前中だけで昼からはパートに出掛ける
昼からは自由だけど夏休みの宿題と持ってきたゲームは既にクリアしてしまった
[後5日・・・どうやって過ごそうか・・・]
パートに出た祖母を送り出し居間で暇をもて余していると携帯が鳴る
キッズ携帯だから親かと思ったら唯一登録していた友達のAからだった
電話に出ると2日しか経ってないのに凄く懐かしい
しばらく話をしていたがAは暇をもて余している俺にいい考えを教えてくれた
『お前のいる所、たしかスゲー田舎だっけ?暇だったらカブトムシ取って来てくれよ!』
Aはそういうのが好きな事を思い出す
都会住みで昆虫にはあまり興味の無い僕はカブトムシなどデパートでしか手に入らないと思っていた
『解った!頑張ってみるよ!』
こうして俺の忘れられない夏休みが始まった・・・
辺りは山と田んぼだけの何も無いところ
従兄弟も来ていたら色々遊べるんだけど今回は1人
祖父は仕事で日中はおらず祖母とは一緒に畑に行ったり家事の手伝いをするがそれも午前中だけで昼からはパートに出掛ける
昼からは自由だけど夏休みの宿題と持ってきたゲームは既にクリアしてしまった
[後5日・・・どうやって過ごそうか・・・]
パートに出た祖母を送り出し居間で暇をもて余していると携帯が鳴る
キッズ携帯だから親かと思ったら唯一登録していた友達のAからだった
電話に出ると2日しか経ってないのに凄く懐かしい
しばらく話をしていたがAは暇をもて余している俺にいい考えを教えてくれた
『お前のいる所、たしかスゲー田舎だっけ?暇だったらカブトムシ取って来てくれよ!』
Aはそういうのが好きな事を思い出す
都会住みで昆虫にはあまり興味の無い僕はカブトムシなどデパートでしか手に入らないと思っていた
『解った!頑張ってみるよ!』
こうして俺の忘れられない夏休みが始まった・・・