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色華短編集
第52章 僕の巻 夏休み
『僕君、こっちやで!』

到着した僕の手を引き庭の方に回る

『アッ!?』

庭の真ん中にある大きなタライには水がなみなみと張られている

『ちょっと温くなったけど気持ちええで♪』

『こんなのあったんだ!』

子供用のプール位ある大タライに驚いていると

『身体ながそ・・・』

近くにあった井戸のポンプを動かしバケツに水を汲み流しだす

『こっちおいで、身体流してあげるわ♪』

彼女の側に寄りお互いの身体を流し合う

『冷たくて気持ちいい!』

『井戸水やからな♪』

夕方とはいえまだまだ暑い、水道水とは違い井戸水がこんなに冷たい事を知り驚く

ゴプッ!

ゴプッ!

しゃがみ込み身体を洗う都さんの股ぐらから大量のザーメンが溢れ出る

『いっぱい出されたね・・・』

足元に溜まる大量のザーメンを見ていると

『半分はあんたのやで♪』

『ごめんなさい・・・』

謝る僕に気にせんでもええでニコッと笑う

『さぁ、浸かろ♪』

お互い身体を洗い流しタライの中へと入る

『気持ちええわぁ〜♪』

『そうだね♪』

僕達は大きなタライの中に浸かり涼を楽しむ

『ちょっと飲み物取ってくるわ…』

都さんは立ち上がり台所へと向かう

『あぁ・・・気持ちいい・・・』

都さんのいなくなったタライは広く僕は大の字に寝転がる

[そう言えば伯父さんの姿まだ見てないな・・・]

僕は3日目にしてようやくその事に気付く

『お待たせ〜っ♪』

ぼんやりと考えているとビールとジュースを片手に僕の所にやって来る

『都さん、お昼からビールって・・・』

『ええの♪ええの♪一汗かいた後はビールやね♪』

彼女はビールを煽りながらタライの中へと入る

『そう言えば都さん、伯父さんの姿見ないけどずっといないの?』

『それな、伯父さん出張多くてな、なかなか帰って来ないねん・・・って、アッ!!』

突然、大きな声を出したかと思うとタライから飛び出し居間へと向かう

[いきなりどうしたんだろう?]

と思っていると、衣服を羽織ながら姿を現す

『僕君!!急いで服着て!!後、2時間位したら伯父さん帰ってくるわ!!』

突然の言葉に僕も驚きタライから飛び出す

『えっ!?えっ!?都さん、僕どうしたらいいの?』

『それじゃあ、その辺片付けて!!』

僕は都さんと共に辺りを片付け出した・・・


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