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色華短編集
第52章 僕の巻 夏休み
そうこうしているうちに2時間位経った頃

『ただいま!!』

声がして僕と都さんは玄関に向かう

『おかえりなさい・・・』

都さんは膝を着くと手をつき頭を下げる

『おっ、お邪魔してます!』

僕も都さんに倣って頭を下げる

『君が僕君かぁ!!僕父から聴いてるよ!!見ないうちに随分大きくなったなぁ!!』

伯父さんは僕の前に来て頭を撫でる

『お邪魔しま〜す♪』

頭を撫でる伯父さんの後ろから声がする

『急ぎの仕事が入ってな!明日の朝また出る!
連絡しなかったが部下2人の泊めることにした!』

『すみませ〜ん』

2人は申し訳なさそうに頭を下げると都さんも頭を下げその場から離れ準備に入る

[連絡位しろよ・・・]

僕は伯父さんの高圧的な態度に気分を悪くし都さんを手伝うべく離れようとしたが

『僕君!!久々に伯父さんと遊ぼう!!』

有無を言わさず伯父さんに捕まり僕は連れていかれ煩わしい時間を過ごす事に、ようやく解放された僕は部屋に戻って布団に入ったが

[眠れない・・・]

疲れている筈なのに眠れずモヤモヤとした時間を過ごしていると障子越しに伯父さんの声と布団に入る音が聴こえてきた・・・

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