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狂女倶楽部
第1章 きっかけ
「ふぅーっ、はぁぁあこれからどうするかな」ほとんど一文なしの春翔は煙草に火をつけ、喫煙コーナーでボーッと上を見上げていた。

その時だった。

「そこの若い者、わしに煙草1本わけてくれんかの?」と60は過ぎてるであろう、どこかのお金持ちの執事が似合う紳士が声をかけてきた。

「なんだよ、じいさん、じいさんも負けて金なしか?」と後数本残ってた煙草を渡し、
「それ全部やるよ、俺はもう煙草買う金もないし、今日限りで煙草は止めた」と今吸ってる煙草を無造作に火を消す。

「まぁ、わしも似たようなもんじゃ、ほっほっほっ」じいさんは苦笑いで返す。

春翔はじゃあなっと立ち上がり去ろうとした時

「まぁまぁ若いの、わしが煙草吸う間ぐらい付き合わんかい」と春翔を引き留める。
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