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狂女倶楽部
第1章 きっかけ
「少なくても100は出すぞ」

「え?じいさん、今…なんて言った?」

「100じゃよ」平然とした顔で返すじいさん。

春翔は思わぬ金額に驚き少し何も考えられずただただ立ちつくしていた。

そして少し間があった後

「信じられるかよ‼いったいどんな仕事だよ?犯罪に手を貸すとかはごめんやで」

「犯罪などではないぞ、ただ馬を育成すると同じように狂女を育成するだけじゃ」

春翔は頭に?マークが飛び交い、頭の整理が出来ない。
それもそのはず生まれて初めて聞いた言葉を耳にしたからだ。

「きょう…じょ?何だそれ?」

「狂う女と書いて狂女。そのままじゃよ」

じいさんはあたかも皆誰も知っている事のように話しを続けた。

「パチンコに狂う女、仕事に狂う女、アルコールに狂う女、そしてセックスに狂う女、アブノーマルなプレイに狂う女、そういうことじゃよ」

春翔は未だ信じられなかった。それもそうだろう。そんな狂う女を育成?どういう事かさっぱり理解出来ず

「そんなことあるのか?全然わかんねぇよ!まずそんな女がこっちの言うこと聞くのかよ」

じいさんはその言葉を待ってたかのように、にやっと笑い
「そんなことか、では論より証拠じゃ、今回は煙草もろた礼もこめて、普通は金を頂くが、無料でおぬしの希望の狂女を育成してやろう、どんな女がよいかの?」


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