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狂女倶楽部
第1章 きっかけ
「どんなって…?」

春翔は何を言われたかを整理が追い付かない。

しばらく考えた。ふと先日AVでみたものを口にするのが
やっとだった。

「そうだ…な、ご主人様のチ○コに狂う奴隷なんてどうだ?」
無理難題をと考えた結果、絞り出した答えだった。

「お安いご用じゃ。女はどうじゃ?指定するか?それともこちらで用意するか?」

じいさんは簡単な依頼だと言わんばかりの顔で答える。

春翔はまた考える。そうだなぁ気が強い女性を思い浮かべた。1人の女性が思い浮かんだ。

そう思っていたその時だった。

「もしかして春翔兄さん?」

懐かしい声が聞こえる。

「え?夏……希か?」
夏希と呼ばれた女性は、黒髪のストレートヘアをなびかせる、モデルのようなスレンダーなスタイル、しかし顔立ちは気の強そうなキリッとしていて男性を見下すかのような目付きをしている。それでもどちらかと言えば美人の中の美人といった女性。
春翔の妹新堂夏希、春翔が出て行った後はこの夏希は男に劣らぬ手腕を発揮し、今や最年少で女性初の父親の会社の重役を務める。

「兄さん、生きてたの?お父様に抹殺されたのかと思ってた」

冗談か本気かわからないぐらいに真顔で話す夏希。

「なんとか生きてるよ、でも夏希がなんでこんなところに?」
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