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狂女倶楽部
第1章 きっかけ
~1週間~
「少し時間早かったか」
腕時計に目をやりながらつぶやく…
「ここか…喫茶隠れ家、家の近くにこんな店あったんだな」
住宅街から少し離れた少しさびれた商店街にその店はあった。
昔ながらのレトロな喫茶店。名刺にはそう書かれている。
カランカラン
春翔は店に入る。カウンターから30代半ばであろう顎ひげを蓄えた男が春翔に目をやり
「いらっしゃい…」
「あっ、ここに来るよう言われた者ですけど」
「あぁオーナーから聞いてるよ、まぁ珈琲でも入れるよ、珈琲で良かったかな?」
「あっはい、大丈夫です。」
春翔はそういいながらカウンターに腰掛ける。
「どーぞ。砂糖、ミルクはここにあるから」男は素っ気なく差し出す。
「どーも…」春翔は出された珈琲を口にする。
特に会話もなく10分くらい経った時、
カランカラン…と音に反応し後ろをみやる。柳生八兵衛と女性が、夏希と共に入ってきた。
「おぉ新堂くん、早かったの、待たせたかな」
「あっいや、そんなには…」
春翔は無意味に緊張して答える。夏希は今までの印象とは違い八兵衛の後ろに無言で立っている。ハーフコートに素足と違和感を感じた春翔に八兵衛は声をかけた。
「気になるようじゃから、早速本題といこうか。奥に部屋があるからそちらへ」
春翔を案内する。夏希は八兵衛の後ろを離れず黙ったままついていく。
店の奥にある本棚の前にきた八兵衛はスイッチを押す…
「少し時間早かったか」
腕時計に目をやりながらつぶやく…
「ここか…喫茶隠れ家、家の近くにこんな店あったんだな」
住宅街から少し離れた少しさびれた商店街にその店はあった。
昔ながらのレトロな喫茶店。名刺にはそう書かれている。
カランカラン
春翔は店に入る。カウンターから30代半ばであろう顎ひげを蓄えた男が春翔に目をやり
「いらっしゃい…」
「あっ、ここに来るよう言われた者ですけど」
「あぁオーナーから聞いてるよ、まぁ珈琲でも入れるよ、珈琲で良かったかな?」
「あっはい、大丈夫です。」
春翔はそういいながらカウンターに腰掛ける。
「どーぞ。砂糖、ミルクはここにあるから」男は素っ気なく差し出す。
「どーも…」春翔は出された珈琲を口にする。
特に会話もなく10分くらい経った時、
カランカラン…と音に反応し後ろをみやる。柳生八兵衛と女性が、夏希と共に入ってきた。
「おぉ新堂くん、早かったの、待たせたかな」
「あっいや、そんなには…」
春翔は無意味に緊張して答える。夏希は今までの印象とは違い八兵衛の後ろに無言で立っている。ハーフコートに素足と違和感を感じた春翔に八兵衛は声をかけた。
「気になるようじゃから、早速本題といこうか。奥に部屋があるからそちらへ」
春翔を案内する。夏希は八兵衛の後ろを離れず黙ったままついていく。
店の奥にある本棚の前にきた八兵衛はスイッチを押す…