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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
そんなシチュエーションにドキドキしていた凛の鎖骨めがけて、岡田部長の手がおもむろに伸びてきた。構える凛。しかしすぐに部長の人差し指は凛の左の鎖骨に届いた。ふわり、とする感触を覚える。と、同時に触れられたわずかな面積から電流のようなものが凛の身体を貫いた。スーツは来ていたもののインは襟ぐりの大きく開いたカットソー。
親指も触れて、凛はさらに委縮した。摘まむ様にくすぐられた。
「や……」
「ほら、髪の毛がついていた」
「あ、ありがとう、ございま……す……」
「渋沢の肌は白くてなめらかだな。おっと、セクハラで訴えられてもおかしくないことを言った。申し訳ない」
「も、申し訳なくなんか……」
「そいういうことを言われてもいい、と解釈してもいいのか?」
「そ、そういう訳じゃ……ない、です」
クスクスと岡田部長は笑い、立ち上がる。
「渋沢は可愛いなあ。からかい甲斐があるよ。あ、そうだ。あれは順調か?」
「あ、あれって」
まさか女性の周期のことではあるまい、と凛は思うが、半分パニックを起こしていたので何のことか瞬時には見当がつかなかった。
「人事考課の資料だよ」
「あ、それですか……」
凛ががっくりしたように答えて、岡田部長は再びクスリと笑った。
「勘違いしたか?」
「い、いえ!」
頬を赤く染めて答える凛。
「あの、それが……」
凛は正直に打ち明けようかと口を動かした。しかし重要データの詰め込まれたメモリスティックをなくしたと憧れの君に告げることははばかられた。怒らせてしまったらどうしよう……そんな不安が凛の頭の中をよぎる。
親指も触れて、凛はさらに委縮した。摘まむ様にくすぐられた。
「や……」
「ほら、髪の毛がついていた」
「あ、ありがとう、ございま……す……」
「渋沢の肌は白くてなめらかだな。おっと、セクハラで訴えられてもおかしくないことを言った。申し訳ない」
「も、申し訳なくなんか……」
「そいういうことを言われてもいい、と解釈してもいいのか?」
「そ、そういう訳じゃ……ない、です」
クスクスと岡田部長は笑い、立ち上がる。
「渋沢は可愛いなあ。からかい甲斐があるよ。あ、そうだ。あれは順調か?」
「あ、あれって」
まさか女性の周期のことではあるまい、と凛は思うが、半分パニックを起こしていたので何のことか瞬時には見当がつかなかった。
「人事考課の資料だよ」
「あ、それですか……」
凛ががっくりしたように答えて、岡田部長は再びクスリと笑った。
「勘違いしたか?」
「い、いえ!」
頬を赤く染めて答える凛。
「あの、それが……」
凛は正直に打ち明けようかと口を動かした。しかし重要データの詰め込まれたメモリスティックをなくしたと憧れの君に告げることははばかられた。怒らせてしまったらどうしよう……そんな不安が凛の頭の中をよぎる。