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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
「あのメモリースティ……」
「ああ。あの人事データの入ったやつだろ。あれがどうかしたの?」
そのときだった。再び背後のドアがガチャリと音を立てた。
「おはようございまーす」
勢いよく入ってきたのは例の男、椎名樹だった。ズカズカと凛の席にやってきて、フンと鼻を鳴らした。
岡田部長は立ち上がり、椎名に振り返った。ともに長身である二人だが、若干椎名が高いであろう。
「岡田部長、この前預かったメモリースティックなんですけど、中身空っぽでしたよ」
「ええ? あれか?」
「はい。岡田部長、メモリースティックいくつ持ってるんです? しかもおんなじデザインの。あれじゃ間違えますよ、何か目印付けとかないと」
岡田部長は慌てて自分のデスクに行き、引き出しから複数のメモリースティックを出した。その隙に椎名は凛の右手をつかみ、その掌にメモリースティックを載せた。
そして椎名は凛の耳元に顔を近づけ、囁いた。
「ほら。これを岡田部長に」
「え?」
「自分が預かったのも空だった、ってごまかせ」
「ああ。あの人事データの入ったやつだろ。あれがどうかしたの?」
そのときだった。再び背後のドアがガチャリと音を立てた。
「おはようございまーす」
勢いよく入ってきたのは例の男、椎名樹だった。ズカズカと凛の席にやってきて、フンと鼻を鳴らした。
岡田部長は立ち上がり、椎名に振り返った。ともに長身である二人だが、若干椎名が高いであろう。
「岡田部長、この前預かったメモリースティックなんですけど、中身空っぽでしたよ」
「ええ? あれか?」
「はい。岡田部長、メモリースティックいくつ持ってるんです? しかもおんなじデザインの。あれじゃ間違えますよ、何か目印付けとかないと」
岡田部長は慌てて自分のデスクに行き、引き出しから複数のメモリースティックを出した。その隙に椎名は凛の右手をつかみ、その掌にメモリースティックを載せた。
そして椎名は凛の耳元に顔を近づけ、囁いた。
「ほら。これを岡田部長に」
「え?」
「自分が預かったのも空だった、ってごまかせ」