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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
「とりま、いこうか」
「どこに」
「あんたの家。ひとり暮らしだったよな?」


椎名は不気味に笑い、凛を見下ろす。


「こ、困ります!」
「へえ。拒否するの。そんな機密情報が入ったメモリースティックをなくしたって岡田部長が知ったらなんて言うかな」
「や、やめてください」
「あ、それとも別の処にチクろうか。上層部の……そうだな、口の軽いことで有名な篠崎専務の耳に入れれば」
「や、やめてください!!」


凛は思わず声を上げた。ロビーにいた他の社員たちが一斉にふたりのほうに顔を向ける。

恥ずかしさにうつむく凛。自分の失態で岡田部長に迷惑を掛ける訳にはいかない。


「分かったか? 分かったなら早く行こうぜ、あんたの家」


うつむいた床にある黒い革靴は自動ドアの方向へ動き出した。仕方なくその靴の方向についていく。椎名はドアを抜けると凛が利用している地下鉄の駅へと向かった。


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