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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
椎名は凛に聞くこともなく、地下へ潜るとカードをかざして改札を抜けた。椎名の大きな背中は急に立ち止まり、振り返って凛と向き合った。
「どっち方面?」
「上りです」
「そ」
椎名は再び前を向き、階段を降りていく。早足で行ってしまうその背中を凛は見失わないようにしっかりとみつめる。これから何をするつもりだろう……。
階段の中腹まで来るとごった返すホームが見えてきた。ホームには上り下りとも電車が入線している。一つのホームに乗る人と降りる人が隙間無く混ざり合ってうごめいていた。その模様と人いきれに酔いそうになる。くらりとした。
手首をつかまれてグイと引かれた。痛い。スーツの胸に顔が当たった。倒れそうになったところを抱き留められた。
「ボケっとしてんなよ!」
椎名の声。椎名に抱きかかえられるように上り電車に乗り込むと、その直後、凛の背後でドアは閉った。
「どっち方面?」
「上りです」
「そ」
椎名は再び前を向き、階段を降りていく。早足で行ってしまうその背中を凛は見失わないようにしっかりとみつめる。これから何をするつもりだろう……。
階段の中腹まで来るとごった返すホームが見えてきた。ホームには上り下りとも電車が入線している。一つのホームに乗る人と降りる人が隙間無く混ざり合ってうごめいていた。その模様と人いきれに酔いそうになる。くらりとした。
手首をつかまれてグイと引かれた。痛い。スーツの胸に顔が当たった。倒れそうになったところを抱き留められた。
「ボケっとしてんなよ!」
椎名の声。椎名に抱きかかえられるように上り電車に乗り込むと、その直後、凛の背後でドアは閉った。