この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
「感じてるんだ? ヤラシ」
「そ、そんなこと」
「朝より濡れてるのに信憑性がないな。昼間、何考えたワケ? 岡田部長に犯される妄想でもしてたのかよ」
「違います」
「怪しいな」
椎名の指は入口で出し入れを続ける。くちゅくちゅと音が聞こえてしまいそうな錯覚に陥って、ほかの乗客に見られないようにかばんを太腿に当ててカバーした。持ち手をぎゅうと握る。それは隠すためだけでなく、じらすように動いて与えられたジワリという刺激に耐えるためでもある。こんな他人の目があるところで何を反応しているんだろう……。
次駅のアナウンスが流れて、椎名は一度指を抜いた。
「そ、そんなこと」
「朝より濡れてるのに信憑性がないな。昼間、何考えたワケ? 岡田部長に犯される妄想でもしてたのかよ」
「違います」
「怪しいな」
椎名の指は入口で出し入れを続ける。くちゅくちゅと音が聞こえてしまいそうな錯覚に陥って、ほかの乗客に見られないようにかばんを太腿に当ててカバーした。持ち手をぎゅうと握る。それは隠すためだけでなく、じらすように動いて与えられたジワリという刺激に耐えるためでもある。こんな他人の目があるところで何を反応しているんだろう……。
次駅のアナウンスが流れて、椎名は一度指を抜いた。