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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
そのあとも椎名の悪戯は続いたが、3つ目の駅で乗客が降り、満員だった車内にも空間ができて椎名は諦めたようだった。途中の駅で乗り換えて凛の住む街へ向かう。改札を出ると昨日は閉まっていたスーパーは煌々と明かりをつけていた。ロータリーにツンとすまして建っている時計は8時前だった。
「腹減ったな。なんか買ってくか」
「そ、そうですね」
「とりま、コンビニでいいか」
「は、はい」
椎名がスタスタとコンビニへ入っていくと、かごを持ってまっすぐに弁当コーナーに向かった。おにぎりをふたつとカップ麺を手にした。凛はたまごサンドと春雨のカップスープ。椎名はそれを見ると顎でしゃくり、かごに入れるように指示した。
会計はそのまま椎名が済ませた。店員に渡されたコンビニ袋も椎名がビジネス鞄とともにぶら下げて歩く。不愛想な椎名を先導するように凛は彼を追い抜いてその半歩先を歩いた。
「ここです」
「ここ?」
「は、はい……なにか」
「いいから開けろよ。そしたら湯を沸かせ」