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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
振り返り、入口を見る。左手をノブにかけて立っていたのはこの第一営業部に所属する社員、椎名樹だった。濃紺のスーツに白いシャツ、グレーの格子模様のネクタイを合わせていた。解こうとしていたのか右手はその結び目にやり、男性独特の骨っぽさのある指を差し込んでいた。デスクの前にしゃがんでいた凛を見つけるとその指の動きを止めて不思議そうな表情で凛を見下ろしていた。
背は180センチ、長身だ。その高い目線から見下ろされると威圧感が漂う。
二重瞼のはっきりとした目だから余計だ。
歳はたしか自分より一つ上だったと記憶している。凛が入社して営業部に配属になったときに一通りの世話をしてくれたのが椎名だったから。入社2年目の社員がその年の新入社員の面倒を見るのが通例になっていた。
「どしたの?」
低い声は地声だと自己紹介されて知ってはいたが、ドスを聞かせているように感じるのは自分だけではないと凛は思う。どうも苦手だ、この人。
椎名はノブから手を放して凛の前にやってきた。
背は180センチ、長身だ。その高い目線から見下ろされると威圧感が漂う。
二重瞼のはっきりとした目だから余計だ。
歳はたしか自分より一つ上だったと記憶している。凛が入社して営業部に配属になったときに一通りの世話をしてくれたのが椎名だったから。入社2年目の社員がその年の新入社員の面倒を見るのが通例になっていた。
「どしたの?」
低い声は地声だと自己紹介されて知ってはいたが、ドスを聞かせているように感じるのは自分だけではないと凛は思う。どうも苦手だ、この人。
椎名はノブから手を放して凛の前にやってきた。