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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
ゆっくりと凛のデスクにやってくると椎名も凛にあわせてしゃがんだ。それと同時にムスクの香りが凛の鼻をつく。その甘い香りに体の芯がふわりとする。そういうところも凛は好きではなかった。
「空き巣でもはいったか?」
「いえ。ちょ、ちょっと探し物をしてただけですから」
「だよな。空き巣に入るなら岡田部長か課長連中のデスクだろ。ただの事務の渋沢のデスクが荒らされるわけないしな」
椎名はそう小さな毒を吐きながら散らばった書類を拾い集めた。口の悪い男……でもこの男は営業部ナンバーワンの契約高を持つ男だ。きっと外面はいいに違いない。壁の時計に目をやると21時を過ぎていた。メモリースティックを探すのをあきらめて凛も散らばった文房具を集めることにした。
ペンを摘まもうとした凛の白い指に少々日焼けした太い指が重なった。思わずペンを放す。
「ひゃ」
「なんだよ」
「な……なんでもないです」
ほら、とペンを差し出されて受け取る。鼻からムスクの香りを吸い込まないようにと口で細く息をした。
「で、何を探してたんだ?」
「メモリスティックです、グレーの」
「ンな大事なデータが入ってたのか?」
「空き巣でもはいったか?」
「いえ。ちょ、ちょっと探し物をしてただけですから」
「だよな。空き巣に入るなら岡田部長か課長連中のデスクだろ。ただの事務の渋沢のデスクが荒らされるわけないしな」
椎名はそう小さな毒を吐きながら散らばった書類を拾い集めた。口の悪い男……でもこの男は営業部ナンバーワンの契約高を持つ男だ。きっと外面はいいに違いない。壁の時計に目をやると21時を過ぎていた。メモリースティックを探すのをあきらめて凛も散らばった文房具を集めることにした。
ペンを摘まもうとした凛の白い指に少々日焼けした太い指が重なった。思わずペンを放す。
「ひゃ」
「なんだよ」
「な……なんでもないです」
ほら、とペンを差し出されて受け取る。鼻からムスクの香りを吸い込まないようにと口で細く息をした。
「で、何を探してたんだ?」
「メモリスティックです、グレーの」
「ンな大事なデータが入ってたのか?」