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微Sな同僚に犯されて
第2章 おまじないのキス

ロビーに降りると岡田部長は凛に向かってここだよと手を挙げた。にっこり笑う岡田部長に凛はスキップするかのように駆け寄った。
「走らなくていい」
「も、申し訳ありません!」
「いや違うよ。具合が悪いのに走らなくていいってことだよ」
「あ、はい……ありがとうございます。あの、これからどちらに」
「ランチ。駅の近くのテナントビルに和食の店がオープンしただろう? そこのチケットをもらってね。渋沢さんと行こうと思ってたんだ」
「え……?」
「ぼくの秘書的な役割を担ってくれる直近の部下だから労っておこうと。まあ、点数稼ぎみたいなものだね」
凛の心は急上昇したものの、急降下した。ひょっとしたら自分を女性として一目置いてくれて食事に誘ったのかと思われたが、どうやら上司から部下へのお誘いだと分かって落胆した。さあ行こう、という意気揚々な上司の声について行く。ビルを出た途端、岡田部長は立ち止まると凛の鞄を取り上げた。
「あの……」
「顔色が悪い。今日はランチを取ったら帰りなさい」
「え?」
「渋沢さんは無理をするからね。真面目でそこが可愛いんだけど」
にっこりと微笑み、岡田部長は再び歩き出した。外回りというのは嘘で、私を気遣って……と凛の胸はじわりと焼けた。

