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第2章 おまじないのキス

右手で濡れる蕾をいじりながら、左手でブラウスのボタンを外しに掛かる。さっき岡田部長がしたことを真似て指を掛ける。たどたどしくも開かれた襟から左手を入れた。


「あ、んん……ん」


ブラのカップに指を忍ばせた。堅くなった突起を指で寝転がす。コリコリと音さえ聞こえてきそうに硬い。凛の体の芯はヒクヒクした。

胸をいじりながら、右手は蕾をなぞる。濡れて滑るそれを親指と人差し指で挟み、擦る。気持ちいい……。わざとゆっくり擦って自分を焦らす。秘壺は音を立てて水をあふれさせた。その愛液は秘壺から下へと流れ出す。


「あっ！」


凛は指を止めた。そうだった、今、尻の穴にはプラグという異物が差し込まれている。椎名にはめ込まれた物体に凛は恐る恐る右の指を伸ばした。

硬い何か。恐々となぞると平たいボタンのような形をしている。栓の役割を果たしているのだろう。どんなかたちのものが自分の尻に埋め込まれているのか気にはなる。しかし椎名に取るなと言われて取るわけにもいかず、また、自分でもそれを取り外すのは怖かった。それに取り外したら自分で埋め込まなくてはいけない。

凛はベッドから起き上がった。そして向こうの壁側にある大きな鏡、つまりは姿見を見つめた。