この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ一つの一対
第1章 失恋した男
 
「どの道もう汚れるのは確定ですか。後で綺麗に掃除してくださいよ」

 どうせ返事はないと分かっていながら、菊は声を掛ける。声で応える事は出来ずとも、耳に入るたび片倉の子宮は締まり、愛液を漏らして反応しているのだ。運転中にまじまじと見ている訳ではないが、見なくとも菊は把握している。僅かに高くなり、欲望に引きずり落とされる声。それは菊によって目覚めさせられたものなのだから。

 だが菊の運転にも下半身にも、全く乱れはない。菊にとってそんな声は日常茶飯事、うろたえるものではなかった。







 片倉が玩具責めから解放されたのは、明け方になってからだった。勤めを終え、菊が戻ってきたのは組の本宅ではなく、個人で所有するマンション。指一本動かせない片倉を抱き上げ連れ込むと、ソファに投げ出し愛撫もなく挿入した。

「あああっ!」

 獣のように四つん這いとなり、片倉は何度も絶頂に震える。相手への思いやりなど全くない乱暴な責めも、果てない快楽の前には瑣末な事だ。止まらない痺れの中、ひたすら受け入れ、蜜が溢れて止まらないそこに白濁が混じるのを望んで鳴いていた。
 
/219ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ