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ただ一つの一対
第8章 聖夜の狂乱
 
「若……」

「ですが、僕が気持ちを定めずあなたを暴走させた過失は確かです。あなたの罪を許す事は出来ませんが、あなたの夢は叶えてあげましょう」

 言うと同時に、片倉は秘裂を貫かれる。飢えた体に容赦なくねじ込まれる快楽。片倉は泣き叫び、菊の背中をかきむしる。

「あっ……若、若ぁ!! いい……あああっ!」

 動くたびあばらは痛み、肩から血が流れる。気絶しないよう気を張りながら行為を続けていたからか、それはいつもより乱暴な交わりとなっていた。だが片倉は淫らに体を揺らし菊を根まで飲み、夢へと誘っていた。

 しばらく激しい抽挿を続けていた菊だが、ふと動きを緩めると片倉に訊ねた。

「最期に、言い残しておきたい言葉はありますか?」

「ん……若、愛しています……このまま、私を愛して、壊して……」

「ええ、夢の中で、逝かせてあげます。余計な事は考えず、僕だけ感じていなさい」

 既に息も絶え絶えの片倉の、細い首。菊はそこへ両手を添えると、抽挿と共に力を掛ける。

「――っ!!」

 止められた呼吸に、片倉の手は反射的に菊の腕を引き剥がそうと掴む。だが下半身に響く快楽に、本能が負けた。
 
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