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天使と悪魔は暁で交わる
第2章 どなた、ですか?


一応、メモに残そうと、走り書きで記録を残した。


新しい所には
新しいルールと、キマリがたくさんある。

同じ施設の中でも守秘義務は違う。

あ、一番はやっぱり個人情報の事なんだろうけどね?

そうだ、と思い付いて
今日のオペの復習箇所もついでに書き記した。


ちょうど黒いヒールの前に差し掛かった時に
その目の前の扉が開く。
わたしには、ザックリ無関係だ。


まぁ、関係者なんだろうから
私はメモから目を離さずに


「おつかれさまでーす」


無機質な声をかけておく。


出てきたのは、男子。
まぁ、男子手洗いなんだから、当たり前だろうけど。

大きな黒のサンダルに、術着。

ふーん、ドクターか。

さっき、桜井さんが言ってた
変なのが多い、って言うのを思い出した。

こういう事も含めてかな、とサラリと思う事にする。

わたしは何でもなかったように階段を登り、地下とは全く違う明るさのスペースへ出た。

「まぶし」

少しだけクラリ、としたのは
明るさの違いに脳ミソがパニックを起こしたからだ。

パサリと落ちたIDカード。

わたしが拾おうと屈む前に、後ろにいた誰かの手がそこへ伸びていた。
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