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天使と悪魔は暁で交わる
第2章 どなた、ですか?
「邪魔

死なせたら?許さない?
バッカじゃない、あんた。

今死んだらあんたが殺したようなもんよ」


カチャリ、と鋏を置いて
私はストレッチャーの周りを歩きバカな大木男の目の前に立った。

「あ、赤坂さんっ!!」

「あんたが邪魔することで助かるもんも助かんないって言ってんの、わかんない?
さっさと出て行って」

周囲のざわざわが、アワアワ、に変わったのが分かった。
大木男が怒ってるからだ。
だけど、こいつが邪魔するからヤりたい事もデキやしない。


「んだと、てめ」

ニュッ、とまた延びてきた腕。
そう簡単に、新品白衣を汚される訳にはいかない。
頭にきたんだ。

戦闘服を何もしないうちから汚されて
怒り爆発中なんです、わたし。

「わ」
「あ」
「わぁ!」

大木男が宙を舞った光景をみんなが口を開けて見ていた。
こんな大男でも、畳半畳のスペースで簡単に転がせる。

その代わり、床に落ちた時の音と振動はヤバいくらい大きい。
さらに、こんな所でこんな風にしてしまった事で
もし、患者に、器械に、その他に何かあったら……


これは、反省文か、始末書だわ。

『バタァァァァァァン』

「きゃゃあっ!」

何人かのスタッフが悲鳴をあげたのが、よく響いた。



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