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彼は「安産」だったらしい。
第1章 Maonaサンたら大胆なのね★
 映像の始まりは、暗かった。部屋の明かりはなかったけれど、しだいにほの明るくなる。ランプがともされたらしい。
 Maonaさんをお姫様のように抱いたKyoさんの姿が、ワインレッドのカバーをかけた天蓋付きのベッドの上にあった。撮影しているのは誰なんだろう。考える間もなく、アップにされたMaonaさんに目を奪われる。
 はぁ、はぁと呼吸を繰り返す彼は瞳を閉じ、肌に汗を浮かべていた。細かく波打って流れる髪は、ディープグリーンとエメラルドの二色が混ざり合い、華奢な身体を守るようにきらめいている。普段から濃い目にメイクしているManonaさんは、この日も、藍色の目の上にシャドーを載せていた。
「大丈夫か?」
 Kyoさんが囁いている。
「ん、服、脱がせて……」
 Maonaさんが、喘ぎながらねだった。すべての仕草に色気が滲んでいる。
 Kyoさんが白いドレスを脱がせていき、Maonaさんを裸にする。
 細いけれど、おなかは少し目立っていた。淡い色の陰毛に愛しそうに指を絡めて、Kyoさんが静かに剃っていく。儀式の始まりだ。
「ん、ふぐぅっ、あ、あっ」
 痛みに耐えて震えているMaonaさんの喘ぎが大きくなってきた。
「布、噛ますぞ」
 Kyoさんが言って、白い布でMaonaさんの口にさるぐつわをかます。
 大切な声を守るためらしい。
 布で押さえられても、呼吸は漏れ、つらそうに身を捩るMaonaさんの姿はなまめかしい。
 陣痛は波を持っているみたいで、痛みが寄せたときのMaonaさんは、いきみそうになるのを必死にこらえていた。
「そういや、事前準備あんまできなかったよな」
 Kyoさんが言う。
 事前準備というのは、僕たちが一族にうながされて経験するもので、産道を慣らすためにバイブを入れたり、フィストファックをされたりといった訓練だ。
 Maonaさんはそれをあまりしていないらしく、ひくつく場所はなかなか開いてこないようだった。
「こっから本格的に始まる前に、浣腸するぞ」
 黒髪のKyoさんが言って、何か大きなパックを持ってくる。中に浣腸液が入っているらしい。
 あんなたくさん入れられたら、ただでさえ苦しいのにおかしくなってしまいそうだ。
 しかし、Maonaさんはうなずいて尻を向けた。


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