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僕も安産できるでしょうか?
第1章 準備万端?
「泣かないの。体勢変えればいいじゃん。ロープもあるよ」
 フユキが天井からのロープを垂らしてくれた。
 僕はそれにつかまって、おなかに力を入れる。
「んぅうっ」
 今度は少し動いた。中の筋肉も動いてる感じ。
「やればできるね」
 褒められて、うれしくなった。
 がんばろう。
 僕はフユキに見られながら、ゆっくりバイブを押し出した。
「んぁああっ」
 出るとき、ぐちゅっと音がして粘膜が切れた。
「ん……」
 痛くて涙が出て、拭う。
「次は腕だよ」
 フユキが無表情に言った。
 よく見たら、僕の切れたとこから目をそらしている。
 フユキもつらいんだ、と思ったら、自分から足を開けた。
 泣き顔を見せないようお尻を向けて、マ○コを見せるように足を広げる。
「一本ずつね」
 フユキはローションで濡らした指を一本ずつ入れてきた。
 さっきのバイブで開いてるから、三本まではすぐ入る。問題はここから。
 四本目が入るとき、ぐぐっと入口が押される。
「あぁあっ」
 声をあげたら、フユキが一瞬ひるんだけど、すぐに五本目で穴をなぞりだした。
「覚悟して」
 熱くて痛い。
 だけど大好きな彼の指、手首、冷たい感触。
「ふあっ、あ、ああっ」
 僕はすべて受け入れて喉をそらし、ふっと意識を手放した。


「破水してるな、これ……。もうくるかもしれない」
「頼みますね、映像」
 社長とフユキの声が遠くでして、僕は少しずつ目覚める。
「おはよ、レツヤ」
 ビデオを回している社長が笑った。
「Maonaさんと同じビデオで撮ってくれてるよ」
 あー、あのシーン撮ったのも社長だったんだ。
 事務所に二人も♂出産したやつがいるのに、平気そうだ。
 むしろ応援してくれている。
「うっ」
 ここで急にずきんと、僕のおなかが痛んだ。
 もうすぐ生まれるんだ。
 Maonaさんみたいにできるかな。
「よし、じゃあこれね」
 Kyoさんが使った浣腸と同じのをフユキが出してくる。
 注ぎ口を挿され、どぷどぷと注ぎ込まれた。
「我慢だよ」
 Maonaさんみたいに。
 耐えよう、と思ったのに、僕のアナルは、言うこときいてくれなくて。
「あぁああっ」
 痛みに耐えて息を吸ったときに、力が入り、どばぁっと漏れてしまった。
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