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再愛
第6章 再愛
あなたと出会う前から、元夫とは壊れていた。
すれ違う生活の中、何にも感情を持てなくなっていった。
伴侶に対して、愛しい、好き、寂しい、辛い、悲しいなんて感情も、私の中から消えてしまっていた。
それが私の日常となった。
啀み合い、罵り、嫉妬をするのにも疲れた。
幸せになりたくて、好きな人と一緒に居る時間を愛しみ、結婚をし、子供を授かる。
平凡でも、そんな人生を望んでいた。
望みは叶わなかった。
修復出来ないくらい、終わってしまった夫婦って、形だけ取り繕って、思い合う心もなくなり、冷たい空気の中も当たり前に過ごていた。
私は、報われない気持ちを外に向かって、居場所を求めて彷徨う。
自分が壊れてしまうのを恐れたから。
実際は、不倫をした時点で壊れていた。
壊れても、見放されない場所だって欲しかった。
すれ違う生活の中、何にも感情を持てなくなっていった。
伴侶に対して、愛しい、好き、寂しい、辛い、悲しいなんて感情も、私の中から消えてしまっていた。
それが私の日常となった。
啀み合い、罵り、嫉妬をするのにも疲れた。
幸せになりたくて、好きな人と一緒に居る時間を愛しみ、結婚をし、子供を授かる。
平凡でも、そんな人生を望んでいた。
望みは叶わなかった。
修復出来ないくらい、終わってしまった夫婦って、形だけ取り繕って、思い合う心もなくなり、冷たい空気の中も当たり前に過ごていた。
私は、報われない気持ちを外に向かって、居場所を求めて彷徨う。
自分が壊れてしまうのを恐れたから。
実際は、不倫をした時点で壊れていた。
壊れても、見放されない場所だって欲しかった。