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第6章 再愛

晃司と二度と会わない約束をした姉は、
私達の前から消えた。

姉が消えても、二人に対する憎しみは消えやしない。
あの二人に、私の地獄が想像出来だろうか？

私に背いてでも、愛を貫こうとしたのだから…

私は晃司への愛を捨てた。

晃司には、何をしても許されると思った。

先に裏切ったのは、晃司。

同じ苦しみを味わえばいい。

もう、あなたに期待なんてしない。
愛してなんて言わない。

あなたなんかいらない。

私を裏切ったあなたが、償いの為に私と暮らしてゆくのなら…

私を愛してくれる人を探すしかなかった。

ほんのひと時でも、私だけを愛しんでくれる人を…

だから、私は探したの。

女に生まれてきたのに、愛されない人生なんて‥

寂し過ぎるじゃない。

何処かに居るはず‥
必ず‥

そう思う事で、私の生きる意味を求めたの‥