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再愛
第6章 再愛
佳奈恵さんは50代。
一心さんは40代。
私が30代。
年齢層はバラバラだったけど、たわいのない話やほんの少し自分のプライベートを話す事と絵が好きという共通点で、こうしてお茶飲み友達になっていった。
元々、佳奈恵さんと一心さんは絵手紙教室に私より長く通っていたので、たまに絵手紙教室のメンバーで、お茶や飲み会、スケッチ旅行などに参加していて親睦があった。
気さくな性格の佳奈恵さんが、そのメンバーに私を混ぜてくれた。
今日は三人でお茶して帰る事になった。
普通に出会い、趣味を通じて仲良くなるって、私には新鮮であり、居心地も良く、楽しくて温かい場所となり、休みの日を利用して、自分の有意義な時間も埋められて、気持ちが楽になっていった。
哲朗さんとの哀しい別れも過去の事と、焼却しつつあった。
一心さんは、普段はリフォームなどの設計などに携わるデザイン事務所に勤務していた。
一級建築士の資格もあり、センスのいい絵を描けるのも、職業柄納得してしまう。
「絵手紙をはじめてから、温かいイメージが自然と湧くんだよね」
笑顔で語る一心さん。
素敵な才能がありながら、才能に溺れる事なく、謙虚な一心さんに好感が持てた。
笑わないと、少し神経質に見えるのは、痩せた外見と眼鏡のせいね。
クールに見えてしまう外見は、実は口下手で、自分から積極的になれないとこがあるからと言う、一心さん。
佳奈恵さんと一心さんと過ごす時間は、だいぶ汚れてしまった私の心を、洗い流してくれる様な気がした。
一心さんは40代。
私が30代。
年齢層はバラバラだったけど、たわいのない話やほんの少し自分のプライベートを話す事と絵が好きという共通点で、こうしてお茶飲み友達になっていった。
元々、佳奈恵さんと一心さんは絵手紙教室に私より長く通っていたので、たまに絵手紙教室のメンバーで、お茶や飲み会、スケッチ旅行などに参加していて親睦があった。
気さくな性格の佳奈恵さんが、そのメンバーに私を混ぜてくれた。
今日は三人でお茶して帰る事になった。
普通に出会い、趣味を通じて仲良くなるって、私には新鮮であり、居心地も良く、楽しくて温かい場所となり、休みの日を利用して、自分の有意義な時間も埋められて、気持ちが楽になっていった。
哲朗さんとの哀しい別れも過去の事と、焼却しつつあった。
一心さんは、普段はリフォームなどの設計などに携わるデザイン事務所に勤務していた。
一級建築士の資格もあり、センスのいい絵を描けるのも、職業柄納得してしまう。
「絵手紙をはじめてから、温かいイメージが自然と湧くんだよね」
笑顔で語る一心さん。
素敵な才能がありながら、才能に溺れる事なく、謙虚な一心さんに好感が持てた。
笑わないと、少し神経質に見えるのは、痩せた外見と眼鏡のせいね。
クールに見えてしまう外見は、実は口下手で、自分から積極的になれないとこがあるからと言う、一心さん。
佳奈恵さんと一心さんと過ごす時間は、だいぶ汚れてしまった私の心を、洗い流してくれる様な気がした。