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再愛
第6章 再愛
私は絵手紙教室に行き、帰りは佳奈恵さんや一心さんを含む、教室仲間とお茶の時間を楽しんだ。

美樹が晃司と会っているので、その時間をゆっくり楽しむ事が出来た。

たわいのない話で仲間達と盛り上がる。
秋の展覧会に出品する作品の話をしたり、駅前に出来たお肉屋さんが、毎月29日は肉の特売をしているとか、近々同窓会がある佳奈恵さんは、着ていく服に悩むなどなど、一人一人の身近な出来事を報告する様な感じでお茶を飲みながら盛り上がる。

絵を通して知り合った人達との楽しい交流の時間が終わると、それぞれの日常に帰っていく。

買い物でもして帰ろうとした私に、一心さんが声を掛けてきた。

「フルーツパラーのマロンパフェ食べたいんですけど、一人じゃ入りにくい。
胃袋に余裕あるなら、夏海さん、良かったら付き合って貰えませんか?
絶品なマロンパフェご馳走しますから」

「デザートは常に別腹を用意してます」

私は一心さんのお誘いを受けた。

「甘いものに目がないんです」

一心さんは照れながら言う。

一心さんは私より7つ年上なのだに、そんな仕草が可愛いと思ってしまう。


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