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再愛
第6章 再愛
「一心さん‥‥‥」
「夏海さんはこの先の人生で、美樹ちゃん以外の子供を望みますか?」
「‥‥まだ、分かりません」
「そうですよね‥‥
俺は‥‥‥あなたが好きでも、あなたが子供が欲しいと望むなら、あなたを諦めなければならない。
あなたと美樹ちゃんを見ていら、あなた達の様な家族が欲しいと思ってしまったんです‥‥」
その場では返事は出来なかった。
唐突過ぎて、びっくりしてしまったから。
美樹の気持ちもある。
それでも‥‥
一心さんの気持ちに応えたい。
私も一心さんが好きなんだと改めて実感する。
帰ってから、美樹に隠さずに、一心さんとの事を話した。
「ママ、今度こそ、幸せになる?」
「なりたいわ」
「ママの幸せが一番。
私からの条件は、いっくんが私のお父さんになっても、パパに会う事は遠慮しない。
パパが好きだから、お別れなんてしない。
パパといっくん、二人がパパになるならいい」
まだ、小さな美樹にこの後を決める重大な決意をさせてしまった。
一心さんも、美樹の条件を飲んだ。
「美樹ちゃん、今すぐじゃなくていい。
俺はね、美樹ちゃんみたいな娘が欲しかったんだ。
時間を掛けて家族になろう」
そう言ってくれた。
美樹が小学校を卒業した春に、私達は結婚した。
一心さんの住む土地に引っ越し、新しい生活が始まった。
「夏海さんはこの先の人生で、美樹ちゃん以外の子供を望みますか?」
「‥‥まだ、分かりません」
「そうですよね‥‥
俺は‥‥‥あなたが好きでも、あなたが子供が欲しいと望むなら、あなたを諦めなければならない。
あなたと美樹ちゃんを見ていら、あなた達の様な家族が欲しいと思ってしまったんです‥‥」
その場では返事は出来なかった。
唐突過ぎて、びっくりしてしまったから。
美樹の気持ちもある。
それでも‥‥
一心さんの気持ちに応えたい。
私も一心さんが好きなんだと改めて実感する。
帰ってから、美樹に隠さずに、一心さんとの事を話した。
「ママ、今度こそ、幸せになる?」
「なりたいわ」
「ママの幸せが一番。
私からの条件は、いっくんが私のお父さんになっても、パパに会う事は遠慮しない。
パパが好きだから、お別れなんてしない。
パパといっくん、二人がパパになるならいい」
まだ、小さな美樹にこの後を決める重大な決意をさせてしまった。
一心さんも、美樹の条件を飲んだ。
「美樹ちゃん、今すぐじゃなくていい。
俺はね、美樹ちゃんみたいな娘が欲しかったんだ。
時間を掛けて家族になろう」
そう言ってくれた。
美樹が小学校を卒業した春に、私達は結婚した。
一心さんの住む土地に引っ越し、新しい生活が始まった。