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再愛
第4章 今日という、1日
セックスが終わった後も、熱が冷めない余韻が残る身体を解放しながらも、甘い時間を共有しょうとした。

バスタブにお湯を溜めて、ベッドで裸のまま、お湯が溜まるのを待つ。

「一緒に入る?」

「勿論」

「恥かしいけど、こんな時間も哲朗さんとか離れたくないし、バスタブに一緒に浸かりたい。
ジェットバスだから、泡泡だよ」





蛍を見ていると、時々、夫婦ってなんだ?
家庭ってなんなんだ?
不倫をしてしまう弱さは、どこで断ち切ればいい?
などと、どこまでも見つからない答えが頭を巡った。

どんな理由でも、不倫は正当化される事なんてない。


それでも、こんなに胸がときめいてしまう蜜の時間や、妻とは違うタイプの女に恋をしてしまう、どうにもならい心の置き場に悩み、どっちも断ち切れない優柔不断さと狡さと嘘を隠し持ち、このふしだらな関係にのめり込む事で、幸せな気持ちにすらなる。

この嘘は永遠を願っも、いつか崩壊する。

永遠なんて有り得ない。

だから不倫と呼ばれるんだろう。

稀に、不倫から本気に変わり、全てを無にしてでも、得ようとする者も居る。


羨ましく思うよ。


例え、悲しむ者や不幸にする者が居ようとも、馬鹿や愚か者と罵られても、その時点で、真実の愛を貫こうとする真っ正直な人間になる。


いばらの道を歩もうとも、嘘からは解放される。



そうする人間が稀だから、
世の中の不倫は絶える事のない熱病となり、その熱に犯されて、正気な心を失ってゆくのだろう…







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