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再愛
第5章 fake
圭太が生まれてから、仕事で帰宅の遅い俺に部屋が与えられた。
元々、仕事関係の資料や学生の頃から集めていた本などを置いていた書斎だったが、そこにベッドも置かれて、寝起きする様になり、詩織との夫婦生活も自然になくなっていった。

「子供は、圭太が居れば十分よ。
男の子産んだし、責任果たしたって感じ。
また、一から子育てするのも面倒だし、一人っ子の方が愛情を全て注げるわ。
仮に、女の子が出来たら、私みたいにお嫁に行ってしまうんだから。

私は幸せかもね。

兄が居るから、パパの会社の後継者は、生まれた時から決まっていたし、パパも私に関しては、哲ちゃんみたいな人のところに嫁ぐ事を望んでいたわ。
私達は環境にも恵まれたのね。

圭太だって、好きな道に進めるわ。

ねぇ、あなた、それでいいわよね。
それに、子供が圭太だけなら、その分、贅沢だってしてゆけるし」


正解だな。
これ以上、精密ロボットを作ったとこで意味ないしな。

仮に、俺が不倫をした事実が明るみになっても、詩織は狼狽するほど辛いとか悲しいとかの感情があるだろうか?

むしろ、
「たかが浮気でしょ?
男の甲斐性みたいなものなんでしょ?
なら、さっさと別れてね。
圭太の受験に響くから」

とでも言い、開き直りそうだ。
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